マダガスカル

希少なクリオロの遺産を持つ鮮やかでフルーツ前面の島のカカオ

マダガスカルは小規模ながら個性的なカカオ産地であり、世界生産量の1パーセントをかなり下回る量を供給しながら、ファインおよびクラフトチョコレートにおいて並外れた評判を保っている。カカオはフランス人によって島に導入され、伝統品種は遺伝学研究を通じて19世紀初頭の導入にまでたどられ、マダガスカルの輸出の大半はファインまたはフレーバーココアに分類される。

生産は北西部の湿潤なサンビラノ渓谷、すなわちディアナ地方のアンバンジャ周辺に圧倒的に集中しており、ツァラタナナ山塊によって保護されている。この作物は数万の小農によって、20世紀初頭の植栽にさかのぼるものもいくつかある、長く確立された農園と並んで栽培されている。

遺伝的には、サンビラノの集団は混合系だが、SNPマーカー研究によって確認された、真のクリオロ成分を顕著に保っており、これによりマダガスカルは希少なクリオロ由来の系統を保存する、南北アメリカ以外の数少ない産地のひとつとなっている。アンバンジャ近くの農園のような農園は、小さな専用のクリオロ区画を保っている。このカカオは、赤い果実、ベリー、柑橘の鮮やかでフルーツ前面の特徴と、ピリッとした酸味で最もよく知られている。農園および協同組合を通じた、管理された、しばしば段階式の箱発酵と丁寧な乾燥が、この産地の一貫性と名声を支えている。

マダガスカル の産地 (7)

出典

  • Motamayor et al. 2008, PLoS ONE 3(10):e3311 (genetic clusters)
  • Fouet et al. 2021, 'Traditional varieties of cacao in Madagascar: their origin and dispersal revealed by SNP markers', Beverage Plant Research
  • ICCO — 'Fine or Flavour Cocoa': https://www.icco.org/fine-or-flavor-cocoa/
  • Confectionery News — 'Madagascar chocolate may be a rare commodity': https://www.confectionerynews.com/Article/2022/11/17/Madagascar-chocolate-may-be-a-rare-commodity-but-it-s-up-there-on-its-own-in-the-single-origin-league/